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バイオリンHPの母ブログ

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日本の大学生の学力低下が酷いと言うニュースを聞くにつけ子供のせいにばかりしてほしくないと思うあたしの中のバカ親の顔が頭をもたげる。

ゆとり教育の犠牲者になった子供達はこれから一生世界の中の落ちこぼれのまま社会に出て行かなければいけない。社会がグローバルになっているのに英語も喋れずに世界の交渉の場に出て行かなければいけない。あたしが中1の2学期にはイギリスのペンパル(懐かしい響き~)と便箋1枚程度のやり取りが出来ていた事を考えると息子や娘の英語力は怖ろしいほどに低いと言わざるを得ない。では英語塾に・・・と言う話になるのだろうけど国語力も稚拙なのだから英語塾なんか問題外なのです。

勿論日本人だから日本語をしゃべる事も書く事も出来るけど学問としての国語力が明らかに不足してるのだから英語力が薄っぺらいのもこれはいたしかたない。

音楽や体育に至っても最低限度の教育もなされていないからうちの娘のように達者にピアノやバイオリンを弾いても粗末なCDプレーヤーから流れるCDの音がオーボエの音なのかフルートの音か分からずに問題数が少ない期末テストではペーパーテストだけ取り出せば赤点ギリギリだったりする。バレー部に所属していても部活の時間が毎日2時間もなく、体育の時間も最低限度だから体力がない。今の子は疲労骨折を起こすんですよ。あたしの世代はそんなのなかった。基礎体力が培われていないのですよね。それでもうちの子はインフルエンザでも熱を出さないので基礎体力は結構ある方だと思う。バレー部、バスケ部、陸上部の主力メンバー達は皆もれなく疲労骨折しながらもむりやり部活動で頑張っている。恐ろしい事ですよ、体を作る大事な時期にゆとりだのなんので、日教組の思惑を受けて完全土曜日休養にして、おまけに教える方のゆとりの為に学ぶ内容もあたしの時代の半分以下に削られて。

上の息子は中学から私立だからそこは違う。土曜日も授業があるしそのクオリティーも高く。なんせ授業の一環で「ストラディバリウス」の生音が聴けるのですよ。そのほかの授業も怖当たり前のようだけど質が高い。受ける側が貪欲に吸収する事が出来れば学力も体力も知力も精神力も付くだろうな、と思うのです。

でも私立の学費は親に委ねられていて怖ろしく高い。通学費もかかるし弁当だってかなりの親の負担になるのです。普通の中学は給食だからね。

音高や音大の受験生もやはり質は落ちていると言われて久しい。ま、これはピアノの先生の受け売りだけども。「きちんと弾ける」から「弾ける」に変わってきているらしい。勿論芸大付属や芸大レベルではそこそこ質は確保できるのだろうけど、それ以外の音大や音高では死活をかけての学生争奪戦を繰り広げる。

音楽ではやはり食べていけないからうちも音大や音高は考えてないもの。

熱心に音楽を続けさせているうちは学歴が進むにつれて少なくなって行くけどそのうちこれほどお金をかけて音楽系に進学させようなんて家庭は本当に少なくなるだろうなと思います。本当に学費が高すぎる。おまけに国立はそう言う先生に師事させないと受からない仕組みになっている。ま、稀に本当に実力で受かる子もいるけど。そう言う子供は小さい頃から国際的なコンクールで結果を出し続けるようなつわものでそれはそれでかなりのお金がかかる。

芸術は個人に任せていてはいつかすたれてしまうでしょう。

せめて国立大学の受験を「個人の先生方の懐を温める事に使う」のではなくもっとオープンにして真に音楽家の発掘に貪欲になってほしいものです。

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