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バイオリンHPの母ブログ

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先週のバイオリンのレッスンに入る前に先生が面白い話をしてくれたのです。

またまたサラ・チャンの話になりますが。

先生が一つビックリしたことが有ると言うのです。

普通バイオリニストって言うと深爪位に爪を短くするものだけど、彼女は爪を奇麗に(先生曰くホステスバリに~)のばしてネイルペイントまでして難曲をバリバリ弾いていたって言うのね。

流石に客席からは爪までは見えなかったけど。

上手い人はそんな事も出来るんだねえ~って妙な納得の仕方を3人でしたのでした。でも皆さんにはそんな事はお勧め出来ませんが。

もちろん先生も私も娘も深爪一歩手前です。

弘法筆を選ばずって、その諺に当てはまるかどうかは分かりませんが、きっと上手い人は弓やバイオリンや爪がどんなでも曲を弾きこなせるのでしょうね。

楽器や道具はあくまでも自分の感性を少しでも表現するのにもちろん良い物を選ぶのでしょうが、でもそれは身に付いた技能が有るからこそ道具を選ぶ事で倍増するのでしょう。

娘が幼稚園生の頃先生のイタリアンバイオリン(かなりの名器)をお借りしていた時期が有ったのですが、娘が弾くと鈴木バイオリンでもあの名器でもあまり差を感じませんでした。^^;

なので、半年位でお返ししましたけど。やはり気を遣いますから高価な楽器が相手では。でも先生には素敵な楽器に触れられる機会を頂いて感謝しています。なかなかうちのようなおてんばな幼稚園児相手に貸して頂ける物ではないと思いますから。感謝

それ以来いつも常常娘に話す事が有ります。

自分が頑張っていたら名器はあちらから「弾いて頂戴!」ってやって来るものだから頑張りがいが有るよね、って。でも相変わらずマイペースな練習振りは変わりませんが・・・。

現在師事している先生は娘のマイペースを「そこがジャスミンの欠点でもあり、何事にも動じない本番に強い秘訣でもあるのかも知れません・・」と言われるのですが、娘のブログを読むと結構動じているみたいですね。^^;




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バンコクに来てから娘は中国人の女の先生に師事しています。

本当にレッスンは厳しくて・・・何と言っても初見で何でも弾かす・・んです。ザイツのコンチェルトでも、アッコーライのコンチェルトでもその場で楽譜を渡して「はい、弾いてみて。」って。

最初は娘も私もこれにはナーバスになってしまい。いつ先生に指導についての申し入れをしようか・・・はたまた他の先生を探そうか・・・と習い始めの2か月位は私が悩んでしまいました。

娘もレッスンに行く時に必ずお腹が痛いと言いだすしで、どうしようと何度も電話相手に「止めます!」って言う予行演習をした事か。おまけに中国人の国民性なのでしょうか?本当に物事ははっきり仰る。それも英語で。

それを打開する出来事が有りました。

先生が自分の小さい時からの生い立ちを始めて娘に語ってくれたのです。何歳からバイオリンを始めてその時の先生はどんな人で・・・自分がプロになろうと決心したのはどんなきっかけで。

と言うような話は他愛もない事でした。でもその時に気付いたのです。この先生はご自身の小さい時からのレッスンで体験して来た事をこの子に伝えようとしているんだな、と言う事を。そしてご自身の体験で、この先生は音楽は一瞬一瞬が勝負なのだと言うポリシーを持っているという事。そして、スケールをきちんと常日頃から弾いていれば初見で演奏する事は怖い事ではないのだ、と言う事を知っているという事。

その事を彼女は何度も何度も今も娘に事ある事に話してくれます。「音楽を恐いと思わないでね。きちんと集中して弾いたら必ず通り一遍は弾けるから。あとは何事も経験です。初見が怖くなくなればそれはとっても強い貴方の武器になりますよ。」って。

そんな関わりの中から今では親子で信頼して先生のレッスンに通っています。でも緊張の連続ですけど、未だに。娘もお腹が痛いと言う事もなくなりました。初見力はかなり付いたと本人は自信になっています。

今の課題はフィンガリングを自分で考えるって事です。先生は教える時にご自分で「こう弾くのよ・・・」っていいながら弾いて下さる時も決して自分のフィンガリングはみせてはくれません。「Think by yourself!」って言って考えさせてから「私ならこうします」って後で見せてくれます。

このスパルタにも少しずつ娘も慣れては来て居ますが、通訳をしていて母はまだ時に辛くなりますが。
 昨夜は娘のバイオリンの先生の計らいで「タイ・カルチャー・センター」で行われたサラ・チャンのコンサートリハに娘と行きました。

 サラは想像していたよりも小柄でしたが演奏パフォーマンスはとってもパワフルでした。今回オーケストラは先生が所属する「バンコク・シンフォニー・オーケストラ」です。そんな関係で呼んで頂けたのです。感謝!
 
 サラの演奏は丁度フラメンコを踊りながら名器「ガルネリ・デル・ジェス」を颯爽と弾きこなすと言った風情でしたね。フラメンコを踊りながらって・・・どんな?って思うでしょうが、本当にそんな感じのパフォーマンスなんです。私は普段からもくもくとバイオリンを弾くタイプの方の演奏しか見に行った事が無かったので、これには娘と二人でちょっとびっくりでした。

 名器ガルネリは小ぶりなのでしょうか。小柄な・・・でも肉感的な彼女が持ってもあまり大きくは見えません。音は非常に繊細で大きい音とは言えないまでもステージの最後部に座っている私たちにも細い通るような音で伝わってきます。

 あれほどに細い音なのに、オーケストラにかき消される事は無く流石名器とはこう言う物か、と感心しました。音質はどちらかと言えば暗い感じを受けます。彼女の和声感は本当に美しい物でした。これがドロシーディレイの教育なのかも知れないと思いました。どこか五島みどりの和声感を感じますから。
BSO

↑は許可が出たのでBSOオーケストラの写真をパチリ!

サラ・チャン

↑こちらは肖像権の問題で写真はNGだったので、コンサート告知の新聞をアップしました。

 それにしても彼女はまだ26歳?位でしょうか?どんな演奏家に育ってくれるのか楽しみになりました。

 最近彼女のお父様が子育てについての本を出版しましたが内容がなかなか面白いので一読の価値はあると思います。(レビュー&フォトBy夢丸)



こんにちは。初めまして夢丸と申します。

このブログはHP「親子でバイオリン・どっと・ジェイピー」のサブブログです。メインは娘がバイオリンの事や生活の事等書いています。

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